トラベラーズノートを綺麗にする。4種類のクリーナーを比較

メンテナンス

こんにちは、よしぞーです。今回はトラベラーズノートのメンテナンスの中で汚れ落としについてお話しします。

トラベラーズノートのメンテナンスの基本はしっかりと汚れを落とすことです。これは革製品全般に言えることで、汚れを味とした経年変化を狙う場合以外のクリームを使用したメンテナンス時にまず汚れを落とします。

汚れを落とさずに革クリームを塗ってしまうのは、人でいうと洗顔をしない状態でお化粧をしてしまうのと同じようなものだとイメージすると分かりやすいかもしれません。

さて汚れ落としをおこなう際、市販で様々な汚れ落とし専用のクリーナーが販売されています。今回はどれを使うとどうなるか、一番汚れが落ちるのはどのクリーナーなのかを実験してみました。

今後、クリーナーを購入する際の参考にしてもらえれば嬉しいです。

革製品のクリーナー比較


今回使用する汚れ落とし材は上の4つ+1つ。※一番右側のオレンジ色のものは今回の使用しませんが、後日使用しますので写真には載せておきます。

こちらのクリーナーの正式名称は、

  • 手前のチューブ状:【COLOUMBUS NEO CLEANER】
  • 上に行って左の白い容器:【Saphir UNIVERSELLE LEATHER BALM】
  • 真ん中の青色の容器:【M.MOWBRAY STAIN CLEANSING WATER】
  • 右側の緑色の容器:【Collonil SHAMPOO DIRECT】

となります。

一つづつ特徴を説明しますと、

COLOUMBUS NEO CLEANER(コロンブス ニューネオクリーナー)

日本のメーカーであるコロンブス社から販売されているネオクリーナー。
靴、鞄、家具、ウェアなど様々な革製品に使えるクリーナーで、値段も定価600円と比較的安価に購入ができ気軽に使えるクリーナーです。

抗菌効果もあり、人体に安全な天然抗菌防臭剤が革製品の悪臭の原因となる黄色ブドウ球菌に作用して抗菌効果を与えます。

Saphir UNIVERSELLE LEATHER BALM(サフィール ユニバーサルレザーローション)

サフィールから発売されているビーズワックスベースのマイルドローション。

この製品の特徴は、汚れを落とすだけでなく栄養を与えて革を柔らかくする成分も含まれておりますので、一本で一通りのメンテナンスが可能なお得な製品です。

値段は定価1,500円と少し高めですが、保湿等のクリームを別で購入する事を考えるとお得です。

M.MOWBRAY STAIN CLEANSING WATER(エム.モゥブレィ ステインクレンジングウォーター)

M.モゥブレィから発売されているステインクレンジングウォーター。こちらも革製品全般に使用できるクレンジング用品で、皮革の表面につく汚れだけでなく、これまで塗った古いクリーム・ワックス、汗(塩分)をすっきり落としてくれます。

また、オレンジオイル・キャスターオイル等の天然成分が配合されているとともに、防カビ剤を配合していますので、抗菌効果もあります。

値段は1000円、爽やかなオレンジの香りで優しく汚れを落とせるので女性の方にもおすすめです。

Collonil SHAMPOO DIRECT(コロニル シャンプーダイレクト)

コロニルのシャンプーダイレクトは、名前の通り容器を開けるとついているスポンジでそのままシャンプーするように革製品を洗浄するクリーナー。泡立ちが良く、高い洗浄効果のある皮革専用シャンプーです。

シャンプーダイレクトで洗浄した後はすすぎが必要で、軽く絞ったタオルでよく拭き取り乾燥させる使い方になります。

お値段は1,200円と少々お高め。

洗浄


今回の汚れ落としの実験では、公平に評価したいこともあり、1つのトラベラーズノートを4分割して4箇所にそれぞれのクレンジング製品で洗浄を行います。

使用するトラベラーズノートは、使用歴約5ヶ月、定期的なブラッシングをかけつつこれまでラナパーを2回塗っているものになります。

ネオクリーナー

まずネオクリーナーにて洗浄。
チューブを絞ると乳濁色の粘度の高いクリームが出てきます。このクリームをタオルに適量出してトラベラーズノートの表面を軽く擦っていきます。
タオルの汚れを見ていただければ伝わるかと思いますが汚れはしっかり取れていきます。

ユニバーサルレザーローション


続いてユニバーサルレザーローション。
ネオクリーナーと同様乳濁色のローション。ネオクリーナーと同様タオルに適量を出して革の表面を擦っていきます。

シャンプーダイレクト


シャンプーダイレクトの容器を開けるとスポンジが付いています。
容器をよく振った後でスポンジを革に押し付けるように当てると中からシャンプーが出てきますので、円を書きながら泡立てるように表面を擦っていきます。

洗浄した後は水で濡らして絞ったタオルでシャンプーを取り除いてあげます。

ステインクレンジングウォーター


最後はステインクレンジングウォーター。
洗浄している最中の写真は撮り損ねましたが、透明の洗浄液が入っておりますので、タオルに適量をつけて表面を擦っていきます。

洗浄後のトラベラーズノート

これが一通り洗浄し終わったトラベラーズノート。
横に置いてある汚れ落とし製品の順番で洗浄をかけています。

洗浄直後の状態は洗浄液の影響で表面が変色してしまいますので、少し不安ですね^^

この状態で完全に乾くまで乾燥させます。

乾燥後

洗浄後、一晩ほど寝かせばほとんど乾燥していましたが、今回は撮影時間の関係で二日ほどの乾燥時間になりました。

こちらが乾燥後の全体写真です。

色が濃くなっているもの、まだらになっているもの、色が薄くなっているものなどそれぞれ乾燥後の状態に違いがあります。

私の感覚ではサフィールのユニバーサルレザーローションは保湿成分等の関係で色が濃くなることは想定していましたが、ネオクリーナーもかなり色が濃くなっています。

一つ一つ細かく見ていきます。

ネオクリーナー


汚れは綺麗に落ちましたが、洗浄した箇所が濃くなってしまいました。
ブラックやブラウンなど元々の色が濃いトラベラーズノートであれば気にならないと思いますが、色の薄いキャメルだと色の変色が目立ってしまうようです。

シャンプーダイレクト


汚れが綺麗に落ちて変色もなく、購入当時に近いトラベラーズノートキャメルの革表情に復活しました。
少し気になるのは洗浄ムラ。綺麗に汚れが落ちている箇所・落ちてない箇所にムラが出てしまいましたので、シャンプーダイレクトを使用する際には全体をムラなく洗浄することを心がける必要がありそうです。

なお、シャンプーダイレクトで一つ気になったのが、洗浄液が革の内部まで染み込んでしまったこと。

こちらシャンプーダイレクトで洗浄した部分の裏側ですが、こちらまで洗浄液が浸みてしまいました。

ユニバーサルレザーローション

洗浄している時のタオルの汚れ具合を見ると、しっかりと汚れが取れているように感じましたが細かく見るとまだ汚れは残っています。
また、保湿成分の影響で色が濃く変色してしまいました。今回の4製品の中で一番濃い変色です。
1本で全てをまかなってくれる便利なクリームですが、キャメルのような色の薄い革で使用する際、色の変色を避けたいのであれば控えた方が良いかもしれません。

ステインクレンジングウォーター

今回の4製品の中で間違いなく一番綺麗に汚れが落ちたのがステインクレンジングウォーター。
洗浄した部分の汚れがしっかりと取れ、キャメルの購入当初の表情に近い状態に復元されました。
汚れだけでなく、これまで塗ったオイル、また普段使用していく中で付いてしまう塩分(汗)などの汚れもしっかりと落としてくれたようです。

改めて4つの製品の洗浄後状態を並べますと、

もう一枚、カメラ側で色の表情を変更したもの。

この様な結果となりました。

まとめ

今回使用したクリーナーで、洗浄力の高い順に並べると以下の順番となりました。

  1. ステインクレンジングウォーター
  2. シャンプーダイレクト
  3. ネオクリーナー
  4. ユニバーサルレザーローション

中でもステインクレンジングウォーターの洗浄力は圧倒的でした。とにかく汚れやこれまでのオイルや汗などを綺麗にしてリセットしたい方にはオススメの一本です。

ブラックやブラウンでメンテナンスを簡易的に済ませたいのであれば、一定の洗浄力があり保湿やツヤ出しの効果もあるユニバーサルレザーローションが良いでしょう。キャメルは色の変色が強いので要注意ですね。

ネオクリーナーも変色があるためキャメルには注意が必要ですが、値段が安くてそれなりの洗浄力があるという点ではメリットがあります。ブラックやブラウンでの使用、保湿やツヤ出しは別のクリームを使用する、メンテ道具は安価に抑えたい、そういった際の選択として良いでしょう。

※管理人(よしぞー)は色の深い革製品を多く持っていたこともあり、変色には気づかず長い間ネオクリーナーだけを使い続けていました。

最後にシャンプーダイレクト。洗浄力は非常に高く、部分的には1番汚れが取れている様にも見受けられます。しかしコツを掴むまでは塗りムラ(汚れ落としムラ)が出来てしまう事と、革の後ろまで抜けてしまうことが少し悩ましいですね。

何度か練習して上手に洗浄出来るようになれば、ステインクレンジングウォーターと同様の高い洗浄力をもちますが、慣れが必要なのはマイナス点だと感じます。

以上、クリーナーの比較実験でした。