こんにちは。よしぞーです。
2018年3月に発売されたトラベラーズノートブルー。発売時に5つのブルーをお迎えしそれぞれメンテ方法を変えてエイジングの違いを確かめてきました。
その中で以下の二つのパスポートブルーは、私よしぞーとまいこはんにてそれぞれがメンテナンス無しで毎日使い続け、使い手の違いによってどう変化するかを検証してきました。
以下の記事がその趣旨となります。
検証をし始めて1年の報告がこちらです。
さて今回は1年間ノーメンテで使用し続けた二つのパスポートブルーをメンテナンスすることにしました。
1年間ノーメンテナンスで使い続けたトラベラーズノートブルーがメンテナンスによってどのような状態に変わるかぜひご覧ください。
トラベラーズノートブルーのメンテナンス
左側の光沢が出ているのがよしぞーのパスポートブルー。スモークがかった右側がまいこはんのパスポートブルーです。
それではメンテナンスに入ります。
汚れ落とし
まずは革製品のメンテナンスの基本、汚れ落とし。
今回のメンテナンスではサドルソープを使用した水洗いは控えまして、一般的な革製品用のクリーナーで汚れ落としをすることにしました。
いくつかのクリーナーを持っていますが、今回はコロニルのシャンプーダイレクトをチョイス。
個人的に革製品の洗浄はM.モゥブレィのステインクレンジングウォーター推しで今回も使用したかったのですが、使おうとしたところ空っぽでしたので・・・。(コロニルのシャンプーダイレクトの洗浄力も素晴らしいですよ)
こちらでクリーナーの検証してますのでご覧ください↓
コロニルのシャンプーダイレクトは、クリーナーにスポンジが付いており革にくっつけて押すと洗剤が出てきますので、泡だてながらスポンジで擦っていくタイプのクリーナーです。
出来るだけムラの無いように全体を泡だてつつ洗っていきます。
洗った後は風通しの良い場所で乾燥させます。
重ねてみるとよしぞーブルーの方が色が安定していないように感じられます。(青ムラが出てる)
また、よしぞーブルーの方が乾燥しているように見受けられました。
クリーム
続いてクリームを塗っていきます。
今回は乾燥が目立っていたので少し念入りな感じで、M.モゥブレィのリッチデリケートクリームとコロンブス Brilloの二つを使用。
一つで構わないんですけど、個人的な感覚で、リッチデリケートクリームは浸透性の高い化粧水、コロンブス Brilloは肌の表面もしっとりと見せる乳液のような感覚があります。
色もほら。リッチデリケートクリームは透明感が高くプルプルしています。(香りも良いので、知らない方が触って香りを嗅ぐと顔に塗ってしまうかもしれません。ご注意を。)
※何をどう塗るかは個人的な好みで良いですが、この二つは革に色が着色しづらいので個人的に推しています。
なんとなくクリームが浸透していくのが伝わってくるので、基本クリームは指で塗っています。
続いてもう一つのクリーム、コロンブス Brilloを塗っていきます。
完成
乾燥させてメンテナンス完了です。
下の写真がメンテナンス前の状態ですから、随分とさっぱりしました。
少し角度を変えて折り目中心の構図。
折り目の色は薄くなりましたかね?
変な光沢は出さずに自然な風合いにメンテナンスできたと思います^^
まとめ
さて、この1年間で異なる使い手がパスポートブルーをノーメンテで使うとどうなるかを検証してきました。
1年経って状態をチェックした際は、私よしぞーが使用していたパスポートブルーの方がツヤが出たのと年季が入って柔らかくなったと感じておりましたが、今回メンテナンスを行ったところ、これまでのツヤは一切なくなりさっぱりした表情になりました。柔らかさはメンテしてもそのままです。
まいこはんのブルーはまだパリパリの固い状態のままで表面がさっぱりしました。
ツヤはメンテナンス前とは逆に、まいこはんブルーの方がよしぞーブルーよりも出ているようにも感じられます。
今回思うのは、メンテナンス前のツヤはトラベラーズノートの内側から出てきた油分と合わせて、私よしぞーの手油が表面について光沢があるように見えていただけということ。
まいこはんブルーも内側からの油分は出てきていると思いますので、実際のところ私よしぞーの手油でテカって見えていただけなのかもしれません・・・。
もちろん購入時の以下の状態と比べるとエイジングが進んでいるのは事実です。
上の二つの差が純粋なトラベラーズノート独自のエイジングによる結果なのだと思います。
そしてこちらはエイジングと合わせ、手油で汚れてテカっている状態。
これまでエイジングによる艶だと思ってたものが自分の手油だと思うと正直辛いのですが、事実は事実として受け入れます・・・涙
皆様もメンテナンスしないでツヤツヤになっているトラベラーズノートがあれば、革本来のエイジングはありつつも自身の手油で光っているだけと疑っても良いかもしれませんね。
以上!