Ricoさんのトラベラーズノート

使い方


(アンコールワットにて。2015年1月)

こんにちは。Ricoといいます。PenbearernomadというIDでツイッターとインスタグラム、それからブログにて、主にトラベラーズノートや万年筆について呟いています。成人した頃から海外生活が多く、現在はカンボジアのプノンペンに長期滞在中です。

トラベラーズノートとの出会い


(プノンペンのカフェにて。2018年4月)

2010年11月、出会いは仕事の打ち合わせでした。当時はまだ日本に住んでいて同じチームの同僚が打ち合わせでスケジュール管理に使っていたのがレギュラーサイズのブラウンでした。カッコよくて、適度にカジュアルで、シンプルで、かつ機能的。なんて素敵なものを持ってるんだろう、と思い、早速ブランド名と購入場所を聞きました。当時はまだファクトリーもなく、その日の帰りに新宿の東急ハンズに寄って即購入したのを覚えています。翌12月から2011年マンスリー&ウィークリー&軽量紙、というセットで始動。その翌月、2011年1月に仕事で出国してから今まで基本的に海外生活なので、この出会いがなかったらトラベラーズノートとの出会いは数年遅れていたんじゃないでしょうか。

一緒に旅して8年目。トラベラーズノートは人生のパートナー


(アテネ、パルテノン神殿にて。2017年8月)

運命の出会いから既に7年半。一緒に歩き、迷い、働き、笑って泣いた国の数は20近く。現在8年目を一緒に過ごしているレギュラーサイズのブラウンには、一言では語れない愛着と思い出が詰まっています。


(南オーストラリア州、ヤラタ・先住民コミュニティにて。2015年5月)

仕事もプライベートも全て一冊管理、軽量紙リフィルには主に日記や本や映画の感想をまとめてランダムに綴っています。私の全てが詰まった分身のような存在です。

メンテについて


(カンボジアにて。2018年4月)

本当に大切なノートブックなのですが、メンテナンスは超!適当です(笑)
出会ってから最初の6年は、レザーケアの知識ゼロだった上、扱いが雑なので海水や雨、日焼け止めクリームや手垢、汗など一切気にせず、いろんな場所に平気で連れ出してはそのまままたカバンに突っ込んで放置。という状態でした。
2年ほど前からレザーに関する情報がツイッターで流れてくるようになり(周りのレザー商品ユーザーさんには本当に感謝しています)、ラナパーを購入、気が向いたらたまに塗り込んで陰干しするようになりました。
去年初めて「汚れ落としも必要らしい」という知識を身につけたものの、そのようなものを売っている場所が近くにないため、先週の帰国に合わせてネットで購入。まだ未開封なのですが、近々汚れ落としも初めてやってみようと思っています。

トラベラーズノートの魅力

トラベラーズノートの魅力の一つに、好きなリフィルを好きな時に携帯&家置きできる、というのがあると思っています。
綴じ手帳にまとまっているとまず無理だし、システム手帳だと紙一枚一枚がバラバラになってしまうのが嫌で。
その点、トラベラーズノートのリフィルは丁度良い厚さで、用途別に使い分けができて、簡単に脱着可能な点が気に入っています。
あと、各リフィルのデコレーションを楽しめるのも魅力です。
もしかすると、私がここまでトラベラーズノートに固執する最大の理由に、この柔軟性があるかもしれません。

使い方をざっくりご紹介

ではどのように使用しているか、現在使用中のリフィルたちでご紹介したいと思います。

まず常に持ち歩いているものから。
①マンスリー
②ウィークリー(バーチカル)
③軽量紙
の3冊に加えて、

④クラフトファイル:チケットやレシート、シールや名刺などを一時的に保管しておく用
⑤住所録その他ノート(使用リフィル:トモエリバーを和紙で綴じただけのもの):住所録(旅先からハガキを出す用)、バケツリスト、訪れた国リストなど色々と個人情報が満載(笑)
⑥下敷き
⑦クリアファイルを切っただけのマステ携帯用ファイル

の7点をブラウンのレギュラーサイズに入れて携帯しています。なお、以前は旅行のしおりなど作っていたんですが、ずぼらな自分には続けることができませんでした。なので旅行時もこのセットのままです。

基本的な使い方は「ノートカバーは一冊で、その代わり入れ替えするリフィルをたくさん。」というものです。ので、これに加えて常に5〜6冊、基本家置き専用のリフィルを並行して使用しています。

⑧レシピブック(使用リフィル:軽量紙)料理するときにクリップでぶら下げて、見ながらお料理します。油や水のシミが沢山。
10.読書記録帳(使用リフィル:軽量紙)項目を作り、それに沿って読んだ本の記録を取っています。出先で読了、すぐに気持ちを書きとめたい場合は一旦軽量紙リフィルに簡易に書きとめ、帰宅してからこちらに清書しています。
11.言葉帳(使用リフィル:軽量紙)気に入った言葉を書き留めるノート。少しずつ、言葉に出会ったときにしか書きとめませんが、しょっちゅう読み返すノート。
12.家計簿(使用リフィル:方眼紙)づんの家計簿方式でやっています。
13.マステノート(使用リフィル:ゆみやさんお手製)マステの記録帳。随分ページが埋まってきました。こちらも眺めるのが楽しい一冊。
14.スクラップブック(使用リフィル:クラフト紙)以前はバスや飛行機のチケットや映画のチケット、レシートやその他いろんな紙をウィークリーに貼っていたのですが、毎回スペースが足らなくなるので今年からスクラップブックを独立させてみることにしました。またトライアル期間で、気に入らなければ元に戻す予定です。

上記に加えて、
15.インク履歴書(使用リフィル:トモエリバーを和紙で綴じただけのもの):万年筆一本ごとに1ページ取って、そこにいつ何のインクを入れたか、記録しています。
16.インク見本帳(使用リフィル:ネットで無料公開されているデータをコピー紙に印刷し綴じたもの)
があります。

今まで家置き用のリフィルや使い終わったリフィルは、適当にダンボールとマステで作ったフォルダに収納していました。これならいつでもどこでも作れるし経費もほぼゼロなので、国移動の時は毎回潔く破棄して新しい場所で作り直しています。

こだわりのページ

購入した2011年から毎年続けていることがいくつかあるのですが、一番気に入っているのが「トラベルマップ」のページ。
マンスリーについている世界地図のページに、毎年の移動記録をつけています。8年分並べてみると、結構迫力があります。このページを見ただけで、「あ、この年はこの国であの仕事や勉強をしたんだった」とすぐに思い返すことができて便利。

最近の変化

2010年12月から2018年4月までの7年半ほど、ブラウンのレギュラー一冊で過ごして来たのですが、今月5月、実は冊数が増えました。
しかも、一度に二冊も!

レギュラーサイズのオリーブは、今までフォルダに入れていた家置き用のリフィルたちの収納に役だってもらおうと思っています。パスポートサイズのキャメルはさっ取り出すメモ帳として。この子たちは数日前に開封したばかりで、メンテナンスも役割の確立もまだまだ。なので語ることは特にありません・・・これからどう育ってくれるか、とても楽しみです。

最後に


(ラオスにて。2016年11月)

以上、長々と最後まで読んで頂きありがとうございます。

各リフィルの活用法など、もっともっと話したいことはあるのですが、あまりに長くなりすぎるので、また、いつか、別の機会に。

ユーザーさんがどんどん増えて、いろんな方の使用事例が楽しめるようになり、とても嬉しいです。

使う人の数だけ使い方がある手帳、トラベラーズノート。

これからももっともっと色んな人の元で色んなトラベラーズノートが育ち、その方々の人生を豊かにしてくれますように。